斉藤あや子さん
北京パラリンピック出場レポート

 

 

2008北京パラリンピック競技大会 報告書 より抜粋)

 

長野県障害者アーチェリー協会会長と一緒に記念撮影5月のジャパンパラリンピック大会の中で、
北京パラリンピック最終選考会で2位に入り、
本大会への出場が決まりました。
嬉しさの中にもこれからの練習の不安がありました。
北京に行くまでに色々なところで壮行会を開いて頂き、
段々と緊張感も増してきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北京入りした31日は、荷物の整理をし、91日にはアーチェリー場を見に行きました。
メイン会場を見たときは、さすがに気持ちが高ぶりました。
オリンピックでテレビに映っていたところ。
次の日から練習を開始して最初は緊張しながらでしたが、段々とそこの空気、雰囲気に慣れてきたのがわかるくらい、的に向かえるようになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

99日は予選(ランキングラウンド)でした。
練習が思うように出来たので気持ちが楽になり、的に向かうことができました。
20
人中9位と自分ではまあまあの成績で上がったと思いました。
会場では、ボランティアの手を借り、すごく助かる場面もありました。

 

 

911日、2回戦からの挑戦で、イギリスの選手とあたり、緊張せずに対戦できました。
勝ち越しが決まり、次の日はランキング1位の中国の選手とぶつかることとなり、緊張感が一気に押し寄せてきました。
相手の胸を借りるつもりで挑戦しましたが、最後の最後の1射で敗退してしまいました。
本当に頭の中が真っ白になり「これが緊張かな?」と、し
みじみ思いました。
今でも的に向かうと、そのときのことが頭に浮かびます。

 

 

 

 

 

 

ランキングラウンドで良い結果だったこともあり、団体戦にも出場することになりました。
15
日チェコとの対戦には余裕で勝てると思っていましたが、甘く見ていました。
もしこの次があるとしたらもっと頑張ってメダルを獲得したいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最初のパラリンピックの挑戦。反省としてもっと大会慣れしていきたいと思います。